西安・陝西情報 文化娯楽

反思文学

反省文学は1980年代前期に出現した文学現象です。

主な作品には茹志鵑の『剪輯錯了的故事(編集間違いの物語)』、張一弓の『犯人李銅鍾』、谌容の『人到中年(人、中年に到る)』、王蒙の『蝴蝶(チョウ)』『布礼(ボリシェヴィキの敬礼)』、高暁声の『李順大造屋(李順大の家)』『陳煥生上城(陳煥生が町へ行く)』、古華の『芙蓉鎮』などがあります。

1978年以後、思想解放運動の影響下で、作家達は冷静、厳粛、実事求是(事実に基づいて本質や真理を求める)という態度をで歴史を検証しますが、視野広げ思考を深めていく過程で「反思文学」が生まれてきました。

「反思文学」は「傷痕文学」が発展・深化したものですが、「傷痕文学」と異なり「反思文学」は過去の苦難と傷を開示するだけでは満足せず、これらの苦難の歴史動機や原因を追い求めます。文革10年の歴史事実だけを開示するのではなく、1957年以来あるいは更に早い時期にも注目して、「反右拡大化」、「大躍進」なども題材にしています。

「反思文学」の芸術的特征としては以下があげられます。

  • 政治背景と物語を重視する。多くの作品は、善人が苦況に陥ち悪人が権力を握る世相を描き、政治運動が知識人を迫害する現実と歴史を重ねあわせ鋭い批判意義を表出しています。
  • 表現上の必要性から来る無意識的な傾向として、多くは中編小説の形式を採用しています。
  • 多種の芸術手法を持ちます。たとえば茹志娟、宗璞、王蒙など作家の作品なかでは、人物の意識活動(即意識流)によって出来事の構成を叙述する表現方式が使われています。
  • 「反思文学」は「新時期」文学の視野を拡き、文学現代化探索を推進し、新時期文学は更に豊厚な内容と深刻な含意を持つようになりました。

2010.4.28