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路遙(1949-1992)

中国当代著名作家、陝西清澗県人。

路遙は陝北山嶽地帯の農民家庭に生まれ、農村で少年時代を過ごし、1963年延川県の中学校に通学した。1969年中学卒業後農村に戻り教師になる。1973年延安大学中国語科に入学し、『陝西文芸』の創刊号に短編小説「優勝紅旗」を発表した。1976年大学卒業後『延河』雑誌社で編集者として働く。

1980年に発表した中篇小説『驚心動魄的一幕』(手に汗握るシーン)が第一回全国優秀中篇小説賞を受賞した。1982年に発表した中編小説『人生』が第二回全国優秀中編小説賞を受賞した。小説『人生』によって改編された同名映画は第8回百花賞ベストストーリー賞を受けた。1986-1989年に出版した長編小説『平凡な世界』は1991年に第三回矛盾文学賞を受賞した。路遙の作品は主に陝西省農村に取材したもので、素直、善良、向上心がある農村青年をつくりだし、郷土色が豊かである。1992年11月17日病気で逝去した。