小雁塔
小雁塔は唐代の有名な仏塔であり、西安市の友誼西路にある荐福寺内に位置し、全国の重要文化保護財です。 小雁塔の全称は「荐福寺小雁塔」といい、荐福寺はもともとは「献福寺」という名前で紀元684年に建てられましたが、武則天の天授元年(紀元690年)に「大荐福寺」と改称されました。境内の小雁塔は唐代の景龍年間(707年―709年)に建てられ、大雁塔と向かいあい、規模が大雁塔より小さい為、「小雁塔」という名前が付けられました。
唐代の名僧義浄は嘗て荐福寺で56冊の仏教経書を訳し、『大唐西域求法高僧伝』を著しましたが、中国とインドの文化交流の研究に重要な価値を持っています。
2009年春節に旧暦一日から十五日まで、「春節文化廟会」という行事を行われました。第一回目の小雁塔「春節文化廟会」は「庶民と共に楽しみ、古都の絶景、歴史文化を伝承し、調和のとれた雰囲気を作る」というテーマで、社火、竜舞、獅舞、秧歌、雑技、皮影戯、提線木偶など地域特有の伝統的な民間文化演目が披露されました。