咸陽について

1949年の建国以来、とりわけ1978年の改革開放以後、咸陽は農業、林業、工業などが全面的に発展してきています。咸陽は古くから「交通要衝」と呼ばれており、秦代の著名な秦直道は咸陽から内蒙古へ通じ、「シルクロード」もまた咸陽を経ています。現在は科学技術事業にも力を入れています。咸陽鉄道管轄区に隴海線、咸銅支線と西戸支線の鉄道があるほか、中国西北地区の空の玄関である西安咸陽国際空港があります。咸陽は陝西の関中平原の中心区にあり、人口は500万を超え、3区、1市、10県、169郷鎮、3,736行政村を管轄しています。

歴史

咸陽は重要な経済、政治的地位、悠久なる歴史と豊富な文化を持ち、著名な人物を輩出しています。古くは班固（史学家）、班超（軍事家）など、近代では于右任（書法家・詩人）、雷抒雁（作家）などがいます。

重要文物分布図

咸陽は国家レベルの歴史文化名城であり、第一期の中国優秀観光都市に選ばれています。長い歴史を持ち、文化財の資源が豊富です。「古遺跡、帝王陵、明清城」で知られており、全省の文化財重点都市の一つです。

天気／気候

咸陽市は暖温帯に位置し、大陸的季節風気候に属し、四季は寒さと暑さ、乾燥と湿潤がはっきりしています。地形の特徴で二つの顕しい差異を有する気候区に分かれています、南部平原地区の気候は温かく、四季がはっきりしていて、気温は年平均12℃です。北部高原溝壑区の気候が少し寒く、冬と春が比較的長く、気温は年平均10℃以下です。全域の降水量は年平均500—600ミリメートルで、南から北へ少しずつ増加していきます。降水量の50％は7、8、9月に集中して、この間は秋雨が続き曇りが多くなります。